焙煎していると、次第に豆が膨らんできます。このとき、豆の中では色や味の化学反応が起きているのですが、同時に二酸化炭素と水蒸気も生成されています。やがて内部にできた気体の圧力に耐えきれなくなって、豆の細胞が破壊されます。このときの、パチ、パチ、パン、パン、と爆(は)ぜる音を「1ハゼ」といいます。
しばらくするといったん音は治まりますが、化学反応と膨張は続いているので、さらに細胞が壊れていき、再びバチバチ、ピチピチという小刻みな連続音がしはじめます。これを「2ハゼ」といいます。
※一般的な呼び方での深さの目安です。
〈参考文献〉